富士市に夏の訪れを告げる「吉原祇園祭」が6月13日、吉原商店街などで始まった。各町内による個性豊かな山車21台の引き回し、宮太鼓の演奏、迫力ある神輿(みこし)の渡御などを展開。沿道には多くの露店が並びにぎわいを見せている。
山車は「高欄型」「舞台屋台」「江戸型」「吉原雛壇型」など、さまざまな形がそろう。種類の異なる山車が一堂に会する祭りは全国でも珍しく、遠方から訪れる祭り好きも多い。
初日は各神社でおはらいを受けた山車がにぎやかなお囃子(はやし)を響かせながら練り歩き、威勢のいい掛け声で盛り上げた。
木遣(や)りやはしご乗り、華やかな女神輿の渡御、粋な宮太鼓の競演なども繰り広げた。商店街には約150の露店が軒を連ねた。
山車の引き回しは6月14日(日)午後6時―9時にも行われる。8時15分から50分までの間は吉原本町通りの3カ所で競演を繰り広げ、祭りのフィナーレを飾る。
そのほか、午前11時から警察音楽隊パレード、午後1時―5時に六神社の神輿渡御、3時ごろから市河たばこ店前交差点で三社けんか神輿を実施。露店は午前11時―午後9時。
吉原本町通り周辺(市河たばこ店前交差点―吉原本町駅前交差点)は午前11時―午後9時に車両通行止め。その他の周辺道路も山車や神輿を運行予定。
祭りは江戸中期に吉原宿が形成されたころに始まり、300年以上の歴史を誇る。悪霊や疫病を退散させる祈りが祭りの形になって受け継がれたという。
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