富士宮市の「富士駒の会」は、市内の公立小中学校に手作りした将棋駒の寄贈を続けており、本年度で全34校に行き渡ったことから、このほど市が感謝状を贈呈した。
同会は富士根南公民館(小泉)を拠点に活動し、手掛ける「富士駒」は愛好者のほかプロ棋士の公式戦にも使用されている。寄贈は、クラブ活動などで将棋に取り組んでいる学校に役立ててほしいーと、平成27年度に始めた。駒は優れた技量を持つ会員たちが制作し、ツゲ材に漆の文字を刻むなど本格的な仕上がり。本年度は富士根北小、大富士中、柚野中の3校に寄贈し、通算で43セットとなった。
感謝状は市長・教育長の連名で、児童生徒の健全育成と伝統文化継承の多大な貢献をたたえた。関係部課長も集まっての贈呈式が市役所で行われ、富士駒の会の石川裕已会長と大澤建夫顧問が、須藤秀忠市長と望月俊伸教育長から賞状を受けた。
須藤市長は「本物の駒は格別。とてもきれいで指し心地がよく、豊かな音がする。子供たちも魅力を感じていると思う。日本文化の素晴らしさを伝える皆さんの心遣いがありがたい」と感謝した。石川会長は「寄贈先の学校からは、将棋をする子供たちの写真や喜びの手紙が寄せられ、励みになっている。これからも続けて、将棋のさらなる普及につなげていきたい」と語った。
富士宮市 富士駒の寄贈に感謝

