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まちあるきで学ぶ防災 静岡理工科大が体験型講座

 静岡理工科大は22日、体験型講座「まちあるきで学ぶ防災」を富士市役所周辺で開催した。同大理工学部教授で防災教育センター長の中澤博志さんが講師を務め、参加した市内の親子などに道路や橋、堰(せき)などの防災上の役割を解説。まちには災害を防ぐ上で意味のある地形や必要な施設が数多くあることを伝え、関心を誘った。
 講座では市役所周辺の街中や潤井川沿いを歩いた。途中、さまざまな種類の橋の構造、張り巡らされた排水路、河川の流速や水位を調節する役割がある堰(せき)などについて中澤さんらが解説した。
 このうち潤井川の堤防の一部区間には、金網の中に砕石などを詰め込んだ「ふとんかご」が設置され、堤防の強度を高めていることを紹介。川沿いの田んぼには雨水を一時的にためて、洪水を防止・軽減する働きがあることも伝えた。
 街中では市庁舎の耐震補強や、停電時でも管理者の操作で内部の飲料を提供できる自動販売機など、災害に備えるために設けられたさまざまな設備や施設を見て回った。
 まち歩きの前には中澤さんが市役所周辺の災害リスクなどについて講話。南海トラフ地震の揺れによる建物被害や一部地域の液状化、豪雨時の堤防決壊や浸水、内水氾濫などが想定されるとした。
 その上で「元々の地形と災害には因果関係がある。自宅周辺の古い地図を調べてみると、意外なリスクが分かることがある」と伝えた。
 講座は同大防災教育センターが中心となり、令和5年に初開催。これまでに湖西市や伊豆の国市などで実施した。