富士市と共に空き家対策に取り組む青山学院大経営学部の学生と富士市立高の生徒が空き家の利活用を考えるワークショップがこのほど、市立高で開かれた。
中邨良樹教授のゼミに所属する4年生5人と市立高の1―3年生14人が参加。仮想の空き家を利活用したビジネスプランを考えるグループワークや座談会などを繰り広げた。
空き家のビジネスプランを考えるワークは三つのグループに分かれて実施。「自然環境を生かしたい」「リモートワークを推進したい」「子育て世帯の流入を増やしたい」といった利活用の方向性を示す条件カードに沿ってアイデアを出し合った。
高校生たちはゼミ生のアドバイスを受けながら、アピールポイントや必要なもの、課題点、考慮すべき法律、1カ月後の見込み収益などのワークシートの項目を埋めてプランを練り上げた。
ワークショップの冒頭では、市住宅政策課の職員が市内の空き家の現状や市の取り組みなどについて説明した。
市の空き家実態調査によると、令和3年の空き家戸数は2228戸で、平成28年から400戸以上増加した。空き家数は西部が多いが、増加率は北西部が高いこと、全体のうち20%が管理不全空き家であることなども紹介し、早めの対策の重要性を伝えた。
このほか、ゼミ生たちが制作した空き家対策のPR動画も視聴し、意見を交換した。
中邨ゼミの学生と市立高生のワークショップは、若い世代に空き家問題を考えてもらうきっかけとするとともに、普段関わる機会の少ない高校生と大学生が交流する場をつくろうと初めて企画した。
空き家の利活用考える 青山学院大と富士市立高

