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大学生から技術学ぶ 富士南小

 富士南小はこのほど、大学生講師を招き10月の「南小体育参観会(旧運動会)」に向けた練習会を行った。講師は静岡大陸上競技部の1—2年生4人。1—6年生の児童約940人が大学生の走りを間近で見学し、きれいなフォームやスピードを落とさないバトンパスの技術を学んだ。
「南小体育参観会」は、児童が授業で身に着けた学習の成果を保護者たちに披露する行事。本年度は、1・2年生が折り返しリレー、3年生がカーブ走、4—6年生がリレーを行う。
 練習は低学年と高学年に分かれて実施。低学年は走り方を、高学年はバトンパスを中心に学んだ。
 大学生たちは実際にグラウンドを走る姿を見せながらポイントを解説。「遠くを見て、コースを真っすぐ走る」「顎を引いて走る」などと分かりやすく伝えた。スタートダッシュやコーナーを走る際のこつも教えた。
 バトンパスでは、バトンを受け取る手の上げ方や、受け取る側が走り出すタイミングが大切とし、「渡す人がどの位置に来たら走り出すかを2人でよく相談するようにしよう」とアドバイスを送った。
 児童たちはフォームや視線を意識しながらコースを走行。一緒に走る大学生を見て「すごく速い」「もっと速く走れるようになりたい」などと話した。
 このほか質問時間などもあり、「毎日どれくらい練習しているの?」「足を速くするためには、どんなご飯を食べたらいい?」「おすすめの練習メニューは?」などとさまざまな疑問を寄せた。
 同大の木下桃さんは「運動が苦手な子にも走る楽しさを知ってもらい、児童一人一人に体育参観会や授業などで活躍してほしい」と思いを語った。