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富士市 避難所の感染症対策 職員対象に研修会

(2020-06-30 15:30)

感染防護具の正しい着用方法を実演
感染防護具の正しい着用方法を実演

富士市は29日、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設の研修会を市消防防災庁舎で行った。

避難所派遣職員約60人が参加。市が6月に公表した「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設手引き」や感染症対策の基礎知識の説明を受けた。感染防護具の着脱方法の実演や避難所内で使用する段ボール製間仕切りやベッドの設置例なども見学し、コロナ禍の避難所での感染防止に必要な知識や心構えへと理解を深めた。

手引きでは、避難所入口に健康チェックを行う事前受け付けを設け、発熱の症状がある人は感染予防室に案内して症状がない人と交わらないようにするなどの対応を示している。

事前受け付けは屋外に置き、来所者に37・5度以上の発熱の有無や体調などを尋ねる健康チェックリストを配布。受け付け待ちの列は2m以上間隔を取る。

感染予防室は1区画(縦横2m)に1人を収容し、区画の間を1b以上空ける。症状がない人は体育館などで生活し、世帯単位でスペースを確保する。

避難所内のゾーン分けについても説明した。感染予防室周辺を感染予防エリアとし、一般エリアから感染予防エリアに入る際には間にある脱着エリアで感染防護ガウンや手袋、フェースシールドを装着する。感染予防エリアへの出入りは最小限に抑える。

説明に加え、市防災危機管理課の職員などが防護具の正しい着脱方法を実演。使い捨てのゴム手袋を二重にはめ、着用前と脱衣後には必ず手を洗うように伝えた。



        

 

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