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富士市立中央病院 慢性疼痛にカテーテル治療

(2018-08-17 16:30)

富士市高島町の市立中央病院はこのほど、五十肩をはじめとした運動器疾患に伴う慢性疼痛(とうつう)に対するカテーテル治療を近隣他施設に先駆けて開始。今月9日には60代男性に治療を実施したことを発表した。

運動器疾患に伴う慢性疼痛は多くの患者を悩ませており、重症化すると、「就寝中に痛みが出てよく眠れない」「痛みや動かしづらさで日常動作が困難になる」といった症状が長期間続く。同院では従来の治療法とは全く異なるアプローチで異常な新生血管を塞栓し、新生した神経の興奮を抑えることで、除痛を図る「運動器カテーテル治療」に乗り出した。治療は約1〜2時間程度で、当日中に帰宅できる。しかし、現状では保健適用となっておらず、全国でも数えるほどの病院しか導入されていないため、県内で施術が可能なのは同院だけ。同院での費用は、片側30万2400円、両側37万8000円(いずれも税込み・手術から手術後の通院を含む)。

9日にカテーテル治療を受けた60代男性を16日に診察した同院放射線科の道本顕吉医長は「2年ほど前から症状があり、夜に痛みが出ると眠れないことがある患者さんだったがすっかり良くなった≠ニいう声を聞けた。今後も2〜3年は定期的に通院してもらい症状が再発しないか調べる」と経過を説明した。



        

 

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