静岡市葵区の認定NPO法人フードバンクふじのくに(理事長・日詰一幸静岡大教授)は先ごろ、毎年恒例の食品寄付運動「フードドライブ」をスタートさせた。
フードドライブは、生活困窮者支援の一環で、家庭で眠っている食品を集めて、必要とする人に提供する活動。
富士地域では8月31日まで5カ所で受け付けている。富士市では▽市役所4階生活支援課▽本市場の市社会福祉協議会▽中央町の生活協同組合ユーコープ・ミオクチーナ富士中央店▽本町のNPO法人POPOLO、富士宮市では市役所1階家庭児童相談室前―としている。
食品を寄贈する際の注意点は、賞味期限が2カ月以上残っており、原則未開封で常温保存ができるもの。缶詰、レトルト食品、インスタント食品、飲料、米、調味料、ふりかけ、菓子、ベビーフードなどが喜ばれる。
アルコールを含む食料や食料品、健康食品、介護用食品、サプリメント、もち米、防災用保存水、賞味期限が記載されていないものは回収できない。
フードドライブは品質に問題がないものの、やむなく捨てられてしまう食料を無償で提供し、行政や社会福祉協議会、支援団体を通じて、生活困窮者に渡す活動。1960年代に米国で誕生し、日本でも全国各地で活動を行う団体が増えている。
フードドライブ 市役所などで31日まで受付け
(2018-08-07 18:00)