昭和20年8月の原爆投下による広島と長崎の被害を伝える「ミニミニ原爆展」が1日、富士市役所2階市民ホールで始まった。15日(水)までの平日。午前8時半〜午後5時15分(最終日4時)。
原爆投下後の広島と長崎の様子を伝える写真パネル20枚を展示しているほか、富士市の核廃絶に向けた取り組みを紹介している。
写真パネルは、米軍機から撮影されたきのこ雲、広島県産業奨励館(原爆ドーム)と壊滅した広島市中心部、全壊した長崎の浦上天主堂、原爆投下時間で動きを止めた時計、高熱により溶けた一升びん、背中一面に熱傷を受けた少年など原爆の惨禍を伝えている。
同市の取り組みについては、昭和60年に行った核兵器廃絶平和都市宣言の内容や毎年8月発行の広報ふじで戦争被害に関する特集記事を掲載していることなどを紹介。平成27年に同宣言30周年を記念して米の宮公園に植樹した広島被爆二世「アオギリ」の苗木の写真も展示している。
展示会は同市が加盟する日本非核宣言自治体協議会が啓発事業として全国で展開。同市では平成22年以降、毎年8月に実施している。
富士市役所 広島と長崎の原爆被害を伝える展示
(2018-08-02 16:30)