自転車で観光振興 レンタルやツアーなど多彩な事業

(2023-09-04 19:30)

テープカットで開始を祝う
テープカットで開始を祝う

富士山南麓での自転車を活用した観光の推進に向けた「FUJI ライド&チャレンジ」が2日、始まった。11月19日までの期間中、市内3カ所でのレンタサイクルや富士駅―新富士駅間のコネクトサイクル、自転車も乗り込めるサイクルトレイン、サイクルツアーを展開する。初日には岩淵の富士川楽座で開始セレモニーを開いた。

富士市や観光団体、市内企業、公共交通事業者などで構成する富士山南麓地域におけるサイクルツーリズム実行委員会が主催。市内の観光消費が少ないという社会課題の解決策の一つとして、自転車を観光振興に活用。観光消費の増加や他の交通手段と共生・補完し合う環境の創出に向け、国土交通省の社会実験予算を活用して取り組む。

レンタサイクルでは、富士市サイクルステーション(八代町)と富士川楽座、JR新富士駅(観光案内所)で電動アシスト付き自転車が借りられる。

楽座では9月を特別営業期間とし、通常は3時間2200円の貸出料金を、1日1200円とする。貸し出し開始時間は午前10時で、最終返却時間は9月までが午後5時、10月以降は4時。問い合わせは楽座。

コネクトサイクルは10月16日(月)―20日(金)と23日(月)―27日(金)。新富士駅と富士駅間に臨時のサイクルスポットを設け、自転車に乗って駅間を移動できるようにする。

サイクルトレインは岳南電車で11月11日(土)・12日(日)と18日(土)・19日(日)に運行。2両編成のうち1両を自転車利用者専用とし、鉄道と自転車を組み合わせて観光促進を狙う。須津駅には臨時サイクルスポットを設置する。

サイクルツアーは随時開催予定。初心者用の平坦なコースから、富士山を登る上級者向けのヒルクライムコースまで多彩に用意。地域密着型プロサイクリングチーム・レバンテフジ静岡のプロ選手と巡るツアーやサイクルトレインを使った須津川渓谷を巡るモニターツアーも予定している。



        

 

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