書道・華道・盆栽を紹介
富士市主催、市文化連盟企画・運営の第57回富士市総合文化祭・秋祭の展示部門後期が30日、蓼原町のロゼシアターで始まった。11月2日(日)まで。午前10時―午後6時(最終日は4時)。書道と華道の2部門の愛好者が情熱を注いだ作品を並べている。きょう31日にはロゼシアター1階ガレリアで盆栽の展示も始まる。
書道では富士書道連盟が毛筆作品を、するが会、広見会、ペン友会が硬筆作品を展示している。毛筆では漢詩や近代詩といった自由なテーマで、日々の活動を通して培った技術を披露。葡萄(ぶどう)の2文字を力強い筆遣いで表現した作品などもある。
硬筆では和歌や漢詩、近代詩、万葉集、百人一首などを題材に、付けペンやボールペンで丁寧にしたためた作品が数多く並び、来場者の目を楽しませている。
華道は市華道連盟に加盟するさまざまな流派の会員が丹精の作品を披露。グロリオサやユリといった季節の花や、ロウヤガキ、ツルメモドキの実などを使った、生命の息吹を感じさせる作品が並び、会場を華やかな雰囲気に包んでいる。ワイヤーや木くず、毛糸などの人工物を取り入れた作品もある。あす11月1日からは全ての展示作品を入れ替える予定。
このほか11月1日には生け花の、2日には毛筆の体験ブースを展示室に設置予定。いずれも午後1時―3時(材料がなくなり次第終了)。参加無料。
富士市総合文化祭は、広く市民に文化芸術作品の創作・発表・鑑賞の機会を提供し、市の文化の向上発展を図ることを目的に、毎年開催している。

