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富士高卒業生が美術作品展

 富士高卒業生でつくる「富友会美術同好会」の第12回作品展が10日、富士市蓼原町のロゼシアター展示室で始まった。あす12日まで。午前10時―午後7時(最終日4時)。20―80代の37人(故人含む)が出展。絵画や立体作品、陶芸、彫刻、折り紙、写真、詩など多彩なジャンルの作品を披露し、創作の楽しさを伝えている。

 絵画では、油彩画や水彩画、日本画、水墨画、アクリル画などが並ぶ。黒一色のボールペンで身の回りの風景や植物を緻密に表現した作品や、パソコンを用いて逆さ富士やマガモを描いたデジタルアートなどもある。
 地域で音楽活動に取り組む団体も紹介。廃プラフィルムで作った草笛やさまざまな種類のハーモニカなどを並べ、来場者の関心を引いている。
 キャラクターアーティストとして活躍する卒業生の作品では、かわいらしいイラストや絵本、グッズなどを並べている。
 アルファベットの折り紙を組み合わせて来場者が自分の名前や好きな物の文字を作れるコーナーも用意。骨だけになった魚と猫、ハスの花などをモチーフにした折り紙作品も展示している。
 このほか、地域のイベントや場所、人々の暮らしぶりなどを題材にしたかるた、花器や大皿などの陶芸作品、女性の顔を表現した彫刻、木彫りの仏像、花束のような花壇が人々を出迎える空間をデザインした模型などもあり、訪れた人の目を楽しませている。
 共同代表の立田衛由さんは「日頃の趣味活動の成果を披露するとともに、卒業生の幅広い才能を発掘・発信する場にしたい。来場者と作者の交流が生まれるきっかけにもなればうれしい」と話し、来場を呼び掛けている。