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富士市が公共建築物の耐震診断リスト
耐震補強が行われる市庁舎
(耐震補強が行われる市庁舎)
富士市は十日、ホームページ(http://fujishi.jp/)に市が所有する公共建築物の耐震性能にかかわるリストと、耐震性能が不足する建築物の耐震補強を推進する事業計画を掲載、対象514棟中、予想される東海地震に対する耐震性を有する建築物は364棟で、その他の百五十棟、率にして29.2%もの建築物が耐震化などの対策が必要としている。

今回の公表は、2003(平成15)年5月に開かれた中央防災会議で東海地震対策大綱が策定され、同年7月に東海地震緊急対策方針が閣議決定されたことを受けてのもの。大綱および対策方針では、東海地震発生時に市民が的確な判断を下せるよう災害拠点となる庁舎や消防施設、病院、学校、公民館などの公共建築物の耐震診断の実施状況や実施結果をもとにした耐震性にかかわるリストを作成し、市民に周知することを示している。

富士市では、リスト作成とともに、耐震性能が不足する建築物の耐震化を推進する事業計画も策定し、今回、公表に踏み切った。
リストに記載された同市の公共建築物は514棟で、東海地震に耐えられると判断されたのは364棟、70.8%だった。

一方、残り150棟、29.2%は、耐震補強などの対策が必要とし、その内訳は耐震診断の結果、耐震補強対策が必要とされる「U判定」が39棟、耐震補強対策が必要で緊急度も高い「V判定」が64棟。このほかは建て替えによる対策実施が30棟、用途廃止・解体予定が12棟で、残り5棟は公設民営施設や民間委託施設などで耐震診断未実施となっている。

リストと同時に公表した耐震性能が不足する建築物の耐震化を推進する事業計画では、建築物ごとに耐震補強や建て替えの年次を明示しており、今後、耐震化対策に向けての投資が市財政でかなりのウエートを占めることになりそうだ。

注目の1970(昭和45)年建設の市庁舎は、耐震診断の結果、耐震補強対策が必要で緊急度も高い「V判定」で、その耐震補強の実施予定は2008(平成20)年度、2009(平成21)年度としている。

災害対策本部が置かれる消防防災庁舎、災害ボランティアや物資の受け入れ拠点となるフィランセ、市立中央病院などは1981(昭和56)年6月以降の新耐震設計基準適用施設であることから耐震対策除外の〃安全施設〃となっている。

[2006-02-11-12:46]
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