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記者ひとり言 「”不審”で被害防止を」 (杉)
子や孫を装い、携帯電話の番号が変わったことを事前に連絡して相手を信用させ、後日、教えた番号から電話をかけて多額の現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」が全国的に広まっている。

富士署管内も例外ではなく、架空請求や融資保証を含めた、いわゆる「振り込め詐欺」は減っているが、オレオレ詐欺は増加し、昨1年間だけで前年比24件増の46件、被害金額は約1030万円増の約1640万円にのぼった。

同署には、ことしに入ってからも、息子を装って携帯電話の番号が変わったことを連絡し、翌日、不祥事を理由に現金を振り込ませる手口で200万円をだまし取られたという被害届けが出されている。

ことし1月4日の金融機関本人確認法の改正施行で、10万円を超える現金は現金自動預払機(ATM)で振り込めなくなった。

犯罪組織による資金洗浄(マネーロンダリング)やテロ資金の供与を防ぐのが目的だが、法改正に伴う振り込め詐欺被害の軽減も期待されていた。

窓口での未然防止は間接的に強化されたが、ATMでの被害は懸念されていたところ。ことし、富士署管内で起きたケースも「本人が開設している金融機関のATMからは従来どおりキャッシュカードでの振り込みができる」という法の抜け道を利用した手口だった。

富士署と金融機関では、それぞれ防犯講座や声掛けなどを通じ防止対策に取り組んでいるが、被害防止としてまず不審に思うことが肝心だ。

[2007-01-19-22:31]
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