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記者日記 「命を救う体制 一層の進展を」(渡)
もし自分の身近にいる人が心停止で倒れたとしたら、迅速な救命処置ができるだろうか?

富士市では、富士圏域メディカルコントロール協議会の指導で救急業務のレベルアップが図られている。

救急救命士が第一次究明処置である「ICLS」の習得に努め、病院前外傷教育プログラムの「JPTEC」に基づいた独自資格制度を創出するなど資質向上に余念がない。

救急業務の両輪とされる「ICLS」と「JPTEC」は欧米ではスタンダードであり、遅れを取っている国内事情からすると、富士圏域の取り組みは先進的とも言えるだろう。市民からすれば、こうした対応は非常に心強い限りだ。

しかし、発症から十分以内が「プラチナタイム」と言われる救命の中では、救急救命士の到着以前の対応も重要になる。

救急車が到着するまでの時間は6分といわれるが、救急隊到着前の処置が大切だ。

市は本年度73の公共施設へ80台の自動対外式除細動器(AED)を配備した。まとまった量のAED配備も先駆的な事例であるだろう。

AEDの使い方を習得する講習会も進んでいると聞くが、AED使用法を含む救命講習を受けた市民は5000人ほど。市人口の2%を超えた程度。100人に2人しか、AEDを使えないということだ。

地味であまり知られていないが、救命体制に関して富士市は先進都市だ。状況が一層進展していくことを願っている。

[2006-09-16-01:14]
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