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宝永噴火から300年 静かなる景色と仮初めの眠り
宝永山
(宝永山)
世界文化遺産の暫定リスト登載から6ヶ月―。日本のシンボルである富士山への関心は環境保全に向けられているが、一方で火山防災への取り組みも継続的に行われている。

300年前(宝永4年)の12月16日、富士山は突然の大噴火を引き起こした(宝永噴火)。午前10時ごろに噴火が始まると、山ろくの村々に焼け石や焼け砂が絶え間なく降り注ぎ、家屋は炎上、田畑は噴出物によって埋め尽くされたという。

宝永噴火300年を踏まえ、静岡、山梨両県の富士山ろく16市町村で構成する環富士山火山防災連絡会と国土交通省富士砂防事務所は11月、富士宮市で「環富士山火山防災シンポジウムを開催。基調講演やパネルディスカッションなどを通じ、火山防災を考えた。

富士山の噴火は、2000年から01年にかけ、富士山直下で低周波地震が頻発したことで関連性が提唱されるようになった。国は、01年6月に「富士山ハザードマップ」を作成。火口ができる可能性の高い範囲や避難が必要な地域などを明示し、注意喚起に乗り出した。

シンポジウムの基調講演では、過去の火山活動を踏まえ、現在の状況がかりそめの眠り≠ナあることも指摘された。富士山は活火山―。震災被害防止と同様、有効な対策が求められている。

[2007-12-15-22:45]
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