静岡県は、緊急事態宣言を受けて臨時休館している富士市大淵の富士水泳場の営業を２５日（月）から再開する。

営業に当たっては、密閉・密集・密接の「３つの密」を避け、衛生対策を施すなど感染防止を徹底する。

密閉対策では、窓の開閉や換気扇の利用などで換気を実施する。

密集対策では館内が混雑しないように、入館を制限する場合がある。来館者が身体的距離をとりやすいように床に立ち位置を明示。テーブルとキッズスペースの使用は当面中止し、ベンチは間隔を開けて使用する。

密接対策では、受付にビニールカーテンやアクリル板を設置する。プールは利用人数に制限を設ける。競技用プールは１２０人、飛び込みプールは60人で２時間以内とする。更衣室、シャワー室は間隔を開けて利用。トレーニング室の利用人数および利用時間は１８人以下で１時間半以内に制限する。

衛生対策では手指消毒液を設置し、消毒や手洗いを呼び掛ける。館内のドア、手すりなどは消毒や清掃を強化。スタッフはマスクを着用し、手洗い、手指消毒、検温などで体調管理を励行する。

来館者は名前、連絡先、その日の体調を申請して入館し、マスクを着用する。運動中はマスクによる酸欠や熱中症を防ぐために強度を落とし、適宜呼吸を整える。発熱または風邪の症状がある場合は来館しないようにするほか、入館時の手指の消毒やこまめな手洗い、他の来館者との間隔の確保を求めている。