8月に広島・長崎で開かれる原水爆禁止世界大会の成功を呼び掛ける「2016年原水爆禁止平和行進」が22日、富士市で行われた。約60人が市役所から平垣公園まで歩き、「核兵器も戦争もない平和で公正な世界を」との訴えを広げた。
今年で59回目の全国運動。平和行進は今月、第五福竜丸展示館のある東京・夢の島を出発し、各地の実行委員会がリレー形式で取り組んでおり、県内では31日(火)までの13日間にわたり各地で繰り広げられている。
富士市では賛同する団体や個人などが参加し、スタートの市役所では集会が行われた。平和をテーマとした数々の歌を全員で合唱し思いを共有した後、市実行委員会の塚原一志委員長が「富士市の核兵器廃絶平和都市宣言をしっかり受け止めて、平和と命の尊さをあらためて訴えたい」とアピール。東京〜広島間や県内全区間で参加している4人を先頭に、横断幕やのぼり旗を掲げて出発した。