富士市、富士宮市の医療供給体制の整備充実を進める富士地域医療協議会は29日、平成28年度の地域がん診療病院指定について、富士市立中央病院を推薦することを決めた。
県立静岡がんセンターといった隣接圏域の拠点病院と連携した、高度ながん医療の提供に期待がかかる。
県は10月末までに、厚生労働省へと指定推薦書を提出する。
地域がん診療病院は、国が26年1月から進める「がん診療拠点病院整備」の一環。富士医療圏に拠点病院がなく空白域となっていることを踏まえ、県が厚生労働省の指定を目指している。
国指定となった場合、年額の運営費補助金(金額未確定)、化学療法を目的とした機械等設備費用(3240万円)・施設の改修(3000万円)を対象とした補助金が拠出される。
厚労省指定の地域がん診療病院へ 富士市立中央病院の推薦を決定
(2015-07-30 19:00)