富士市は、JR新富士駅と富士駅間を結ぶ「ワンコインタクシー」の実証実験を開始した。12月27日までの土日、祝日に限り500円で行き来する。
運行時間は午前6時から午後11時半。新幹線の運行時間帯に合わせた。観光客に限らず、誰でも利用できる。
環富士山エリアの広域的な玄関口となっている新富士駅のアクセス性を向上させるための取り組み。車内での利用者アンケートにより、移動に対する観光客のニーズ、事業の効果を検証する。
県タクシー協会富士・富士宮支部と協働し、同協会加盟の事業者15社が車両を走らせる。
両駅間の距離は約1.7キロ。路線バスを利用した場合の運賃は170円だが、時間に融通を利かせて利用ができるメリットがある。通常のタクシー利用の場合が約850円の運賃が掛かるが、差額は市が負担する。
実証実験は昨年の富士山夏季登山や夏休みなどの観光シーズンに続く2回目となる。