富士署に1日までに、市内在住の無職女性3人が、銀行協会職員を名乗る男からキャッシュカードと現金をだまし取られたと被害を届けた3人の被害総額は790万円に上る。
同署によると、いずれの被害も手口は同じで、4月24日から27日までの間に、有名百貨店の店員を名乗る男から「あなたのカードで高額な買い物をしようと人がいます、カードが本物か確認する必要がある。銀行協会に電話して確認してください」などの電話があった。
その後、女性が教えられた番号に電話すると、銀行協会職員を名乗る男から「カードの暗証番号を変えたほうがいい。今から職員が行き、代わりに手続きします。暗唱番号は何番ですか」などと言われ、それぞれの自宅において職員を名乗る男にカードを渡したところ、各預金口座から現金が引き出されていた。
同署では、「銀行協会職員がキャッシュカードを預かることはない」として、注意を呼び掛けている。
富士市内で3件発生 銀行協会名乗りカード騙し取る
(2015-05-01 17:00)