重度の心臓病「拡張型心筋症」を患う富士市の吉岡奈緒ちゃん(6)の心臓移植手術を後押ししようと、富士市立高サッカー部の有志が25日、JR富士駅周辺で募金活動を行った。
新聞報道などで「なおちゃんを救う会」の活動を知り、2年生を中心に約20人が4ヶ所で協力を求めた。
部員たちは「6歳の女の子の命を皆さんの力で救ってください」「アメリカで心臓移植を行うためには2億7000万円が必要です」と、活動の趣旨を、声を張り上げ唱えた。
奈緒ちゃんは昨年6月、風邪のような症状で診察を受けた際、ウイルスが心臓の筋肉に炎症起こす「心筋炎」と診断された。
その後、血液を送り出す心臓の機能が低下する「拡張型心筋症」を発症。血栓ができやすく、脳梗塞や脳出血のリスクが高まる難病で、両親は渡米しての移植を決意。今年2月、友人らの協力で「なおちゃんを救う会」を立ち上げ、今月23日に静岡市内で募金活動を行った。
ホームページ(http://naochan.org)でも協力を呼び掛けている。