富士市は、昨年県が公表した第四次地震被害想定を受けて作製を進めていた市独自の「津波避難マップ」を完成させた。
田子の浦港周辺、元吉原、田子浦の3地区に分け、津波浸水域だけでなく、自宅の位置や避難施設などを地図で確認できる大きさの縮尺で作製。
3日の定例会見で発表した小長井義正市長は「自宅からの避難目標地点を定め、地図に避難経路などを直接書き込み、最良の避難行動を日頃から熟知してもらいたい」と呼び掛けた。
マップはA1判で2万5000部を作製。津波浸水想定区域に含まれている元吉原、田子浦と今泉の一部(依田橋)の3地区の全世帯には、町内会を通じて4月中に全戸配布する。
事業所や希望者にも提供する。