24日午前9時ごろ、富士市中之郷、イハラケミカル静岡工場の農薬原料製造を行うプラントで爆発があり、スレート製の屋根や壁が吹き飛んだ。
この爆発で、同プラントで作業していた同市岩本の従業員男性(57)が顔と両足首に薬品による軽度のやけどを負ったほか、同市南松野の下請け会社の従業員男性(58)が避難中に転倒して頭部を負傷し病院に搬送された。近隣住民などにけがはなかった。富士署や市消防本部で原因を調べている。
同署によると、爆発発生時に同プラント内で作業していたのは3人だった。薬品をタンクに注入する作業中、管理室にいた従業員が反応缶の圧力が異常上昇したのを確認した直後に爆発したという。