東北地方太平洋沖地震の被災地に物資を届けよう―。
富士市を中心とする若者によって、赤ちゃん用品や生理用品といった生活必需品の救援物資を被災地に届けようとする動きが広まっている。
20日には、子育て中の母親や既に市内で同様のボランティアを行っている10〜30代が同市今泉の荒川重機倉庫で荷詰め作業を行った。
この日集められたのは赤ちゃん用の紙おむつやおしりふき、粉ミルク、レトルトの離乳食、生理用品など。
活動に賛同した人たちが次々と物資を持ち込み、分別して段ボールにしまいこんでいった。
中心となって呼び掛けたのは、3歳の娘と0歳の息子がいる川口早紀さん(20)=平垣=と、子供服販売店店長の竹内栄莉那さん(20)=大淵=。
2人は「テレビのニュースで避難所の様子を見ていて泣けてきた。子供たちが餓死しているという情報も聞く。自分たちでも何かできないだろうか」と思い立ち、所属する子育てサークルや友人、知人などに協力を依頼した。
物資は22日までの3日間集められ、活動に賛同する静岡市のアパレル企業に後日持ち込み、東北地方各地の避難所に届けられるという。