富士市は、1日に開いた6月市議会全員協議会で、9月下旬に策定予定の「市公共施設再編計画(案)」を示した。小中学校などは別途個別計画を策定するものの、小学校は今後40年間で約17%、中学校は約19%の延べ床面積の削減を見込む大筋を明らかにした。小中一貫教育による中学校との複合化や近隣の小学校との統合などの手法を取り入れていく。
スポーツ施設では今後40年間で約30%の延べ床面積の削減を見込む。砂山公園富士マリンプールなど、市場性や収益性が高い施設については、PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)の導入や積極的な民間活用などを検討していく。
市立幼稚園については30年度までに個別計画を策定するが、単独での運営は難しいことから近隣の市立保育園と複合化し、幼保園化する方針。
富士市 公共施設の再編案示す
(2016-07-01 19:00)