富士市は9日、平成28年度の当初予算案を市議会議会運営委員会に示した。
一般会計は27年度当初予算比3.0%(26億円)減の830億円。岩松小校舎改築工事や富士宮市との共同消防指令センター整備などが完了し、投資的経費が減少したことが減額の要因となった。
特別会計、企業会計を加えた合計額は1704億9418万円で、同0.4%(6億4915万円)の増加となっている。
市では、企業の業績は緩やかではあるが改善傾向にあり、個人所得の伸びも見込まれるなど、景気回復の効果は波及しつつあるとしている。一方、人口減少、公共施設やインフラの老朽化、社会保障および医療関係経費の膨張など、早急に取り組むべき課題は多く、依然として厳しい財政状況が続いている。
富士市 28年度の当初予算 一般会計830億円
(2016-02-09 18:00)