富士市議会は30日、環境経済と総務市民の2委員会を開き、環境経済委では、地域ブランド推進事業におけるふるさと納税制度特産品等配布費400万円を追加する補正予算案を妥当と判断した。
ふるさと納税は、個人住民税の一部を納税者が選択する自治体に回せるようにする仕組み。特産品や工芸品などを贈る特典を設ける自治体が増加し、近年注目が集まっている。
本年度、すでに市に寄せられた寄付は284件で、寄付総額411万3000円(5月16日〜8月13日)。
市によると、制度を創設した25年度の寄付は73件で、107万5000円。26年度は245件、335万6000円だった。
市は当初予算の時点で400件、500万円を見込んでいたが、当初見込みを大きく上回ることは確実な状況。600件分、400万円の追加予算が必要と判断し、合計1000件分と見込んだ。
返礼品は、富士市の特産品や富士ブランド認定品。シティプロモーション事業として活用している。
富士市 ふるさと納税大幅増 返礼品予算を400万円追加
(2015-09-30 18:00)