富士市は平成27年度、老朽化した道路反射鏡(カーブミラー)が倒れる危険性が指摘されていることを受け、緊急点検に取り組む。町内会(区)に協力を要請する考え。
17日に開かれた市議会の建設水道委員会で、市道路維持課の佐野功課長が明かした。
昨年9月、今泉の市道で腐食したカーブミラーが倒れ、アパート駐車場に駐車していた車両を損傷する事故が発生。市に約22万円の損害賠償請求がなされ、2月定例会で専決処分が承認されている。
市によると、市内に設置されているカーブミラーは約5000基。嘱託職員2人による点検も行っているが、「数が多く、対策が進んでいないのが現状」(佐野課長)という。
27年度の予算案では反射鏡等維持修繕事業費として3930万円を計上しているが、その多くが鏡部分の破損修繕や防汚といった維持管理費用に充てられる見込みという。
カーブミラーを緊急点検 町内会に協力要請へ
(2015-03-18 18:00)