富士宮市は、日常生活や仕事の中で、世界遺産富士山にふさわしいまちづくりや来訪者のもてなしにつながる行動をしてもらう「おもてなしプラス1(ワン)」の実践アイデアを市民に募集しており、これまでに5つの提案を採用した。
プラス1の基本的な考え方は「できる範囲で、できることを、ちょっと加える」というもの。市は、ウオーキングの際にごみ拾いをしてもらう「プラス1ウオーキング」を提案し、それに続くアイデアを募っている。
今回採用された提案の主な内容は次の通り。
▽繰り返し使える薄手のバックを作ってプラス1ウオーキングを行う(市内助産所)
▽家の前の道路の草取りをする際、周辺の空き地でも行う(浅間町在住の60代)
▽高齢者や身体障害者、ベビーカーを押している人、それらのマークを付けた自動車に道を譲る(村山在住の10代)
▽写真を撮っている観光客を見かけたら「風景と一緒に取りましょうか」と声掛けする(小泉在住の40代)
▽トイレットペーパー使用の際、富士山の形に折る(羽鮒在住の60代)
多くの人に取り組んでもらえるように、市ホームページで詳しい内容を紹介している。提案は、はがきまたは電子メールで受け付けている。