改良工事が完了した吉原本町駅ホーム

岳南電車は、ホーム上における利用者の安全性向上を目的に、国、県の補助金を受けて吉原本町駅のホーム改良工事を実施し、このほど全工事が完了した。ホームと電車の乗降口にあった段差をなくし、よりスムーズに乗り降りができるようにした。

同駅は、従来、ホームと電車の乗降口に２０〜３０ｃｍ程度の段差があり、高齢者や足が不自由な人、ベビーカーをはじめとした大きな荷物を持った人などの乗降が不便な状況にあったという。

今回の工事では、ホームを電車の乗降口の高さまでかさ上げし、ホーム縁端には滑り止めが付いたコンクリートブロックを設置。視覚障害者用誘導ブロックも設置し、安全性と利便性の向上を図った。

併せて、駅員不在時における利用者の乗車位置をホーム上に大判シールで分かりやすく表示した。総工事費は７２０万円。

岳南電車全１０駅のうち、段差解消工事は神谷駅に次いで２例目という。