富士市前田の田子の浦漁業協同組合は6日、今年初めてのシラス漁を行った。
夜明け前から漁船が出港したものの、水揚げはなかった。同漁協によると、新年の初漁で水揚げができなかったのは異例。仲買人の男性は「年末年始の休漁開けになので、通常はある程度の漁獲量が期待できる。少ない年はあるが、全く取れないというのは今までなかったことではないか」と肩を落とした。
同社によると、近年は国内の漁獲量全体が減少している一方、輸入品の供給量が増え、国産品の価格が高騰している。「地域の方々のためにも、今後も新鮮で安価な商品を安定供給できるように努力したい」とした。
田子の浦漁協 シラス初漁の水揚げなし
(2020-01-06 17:30)