富士市と富士急静岡バス（土屋忠男社長）は６日、まちなか循環バス「ぐるっとふじ」の運行を開始した。

新路線は、既存ルートを再編した１周約５５分の循環路線。イオンタウン富士南と吉原方面を結ぶルートを新設し、新富士駅や吉原中央駅、市役所、富士駅北口などを通過する右回りと左回りの２方向で運行する。

「利用者に出発時間が分かりやすいようなルートを考慮した」（市都市計画課）と、各バス停からは１時間おきに出発する固定ダイヤを組んだ。交通結節点や公共施設、商業施設をルートとすることで、にぎわいある生活拠点づくりを推進する。

日中ルートは、吉原中央駅午前１０時２０分発を始発とする毎日１８便。救急医療センター前や市役所東側にバス停を新設した。

夜ルートは、土日・祝日や年末年始、盆を除く平日９便。吉原中央駅午後７時発の始発から同駅午後１１時３分発の最終便まで運行。イオンタウン富士南方面は経由せず、吉原方面、富士駅周辺、新富士駅を結び、通勤通学者や夜間利用などを見込んでいる。

同日、吉原中央駅で出発式が開かれ、土屋社長や小長井義正市長、「ぐるっとふじ」の命名者の小川紋奈さん（伝法小２年）らによるテープカットで運行開始を祝った。

問い合わせは富士急静岡バス。