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富士市 結核予防週間パネル展 注意を喚起

(2017-09-26 15:30)

結核予防週間に合わせたパネル展が、富士市本市場の富士総合庁舎1階ロビーで開かれている。

富士保健所による普及啓発活動の一環で9月30日(土)まで。結核予防週間を伝えるポスター、近年の罹患(りかん)状況や予防法などを紹介するパネルが並び、注意を喚起している。

「それって、いつもの風邪ですか?」を標語に、結核の症状が風邪に似ているため分かりにくいこと、早期に発見して薬を飲めば完治する病気であることなどを伝えている。

結核は現在でも国内で1日に5人が命を落としている重大な感染症で、咳(せき)やくしゃみで空気感染する。重症化や感染拡大を防ぐためにも早期発見が重要で、たんのからむ咳や微熱、体のだるさが2週間以上続く場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。

高齢者の場合、若い頃に結核菌を吸い込んだものの発病に至らず、そのまま体内に細菌を保有し続け高齢化による免疫力低下によって発病する―というケースが多いという。

医療機関では胸部レントゲン検査や結核菌検査などを行い、発病が判明したら主に飲み薬で治療する。薬は半年以上飲み続ける必要があり、途中で勝手にやめてしまうと薬剤耐性を持ってしまう可能性が指摘されている。

予防では、結核菌の仲間で毒力の弱い菌を注入し、結核に対する抵抗力をつけるBCG接種などが有効だといわれている。

気になる症状の相談や結核についての問い合わせは同所保健健康課。



        

 

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