富士市は12日、水陸両用バスの運用試験を田子の浦港で行った。
12月に予定しているデモ走行に向けたトライアルの位置付け。富士急山梨バスの協力で、同社が山中湖周辺で運行する水陸両用バス「KABA2号」を使用し、港湾内での航行の可否の確認、メリットや課題の洗い出しを行った。
KABA2号は、同港西側の前田船揚げ場から入水し、港湾内を約10分間航行。水陸両用バスの運行は、同港内の2ヶ所にある船揚げ場を利活用し、田子の浦港周辺の回遊性とアクセス強化が狙い。
ふじのくに田子の浦みなと公園や田子の浦漁協のにぎわいのさらなる活性化に向け、民間ベースによる運行を想定している。