名月を観光資源とする認定プロジェクト『日本百名月』に、富士市の「岳南電車から望む月」が認定された。
同プロジェクトは東京都の一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」の取り組み。先ごろ都内で第2回全国名月サミットが開かれ、席上、7カ所を追加認定した。県内では、東伊豆町の「ムーンロード」が、岳南電車と共に初めて認定された。
岳南電車は、鉄道本体が同ビューローの「日本夜景遺産」に認定されている。同社では、日本初となる全線消灯夜景電車を定期運行。車窓から月と一緒に沿線工場を楽しむ趣向が好評を得ている。
百名月の認定に向けては、岳南電車と一般社団法人フジパク(富士山博覧会実行委員会)が連名で申請。夜景遺産の認定に対しても両者が協働で観光活性化に取り組んできた。
日本百名月は、昨年3月に選定がスタート。今回の追加認定で21ヶ所になった。