海抜0mから富士山頂を目指す「富士登山ルート3776」上にこのほど、休憩施設「ふじひのきパーク」が設置された。
パークが設置されたのは、海抜950mの林道大渕線と広域林道富士山麓線が交差する丁字路。辺りには国有防火林が広がり、市が推奨する3泊4日の行程のうち、2日目のルート上に位置している。
設置した市富士山・シティプロモーション推進室では「山頂を目指すチャレンジャーだけでなく、ハイキングを楽しむ旅行客などにも気軽な休憩場所として使ってもらえたら」と話している。
ルート3776は駿河湾という海抜0mからの富士登山ができる世界に一つだけの地域資源を活用した市の観光施策。麓である市街地や中腹に至るまちの各地で生まれる新しい交流を、シティプロモーションの可能性としている。
富士市の富士山・シティプロモーション推進室によると、ルート設置初年度の昨夏は、全国各地からのチャレンジャーがあり、ことしもすでに北海道などからルートマップの入手希望の問い合わせなどがあるという。