富士市の田子の浦漁業協同組合(外山廣文組合長)はこのほど、「田子の浦しらす」のブランド化を図ることを狙いに、農林水産省が実施している「地理的表示(GT)保護制度」への登録申請を行った。
今後、申請内容を同省のウェブサイトで公示し、3カ月間、第三者からの意見書提出期間を設けた上で、有識者による審査を経て6月ごろに登録が決定する見込み。
ブランド化を図ることで販売促進や魚価の安定、観光客誘致につなげる。
現在でも田子の浦しらすの知名度は高く、鹿児島県など全国の消費者から注文が寄せられているほか、県外の市役所職員による漁協食堂などへの視察も行われている。