岳南電車の比奈駅舎内に11月14日、鉄道模型店「フジドリームスタジオ501」がオープンする。
平成24年3月に貨物列車が廃止されて以来、無人駅となっていた同駅事務室などを活用。昔懐かしい駅の面影を残しながら、より多くの人々が鉄道や岳南電車に親しめるスペースを目指す。
運営するのは、23年から同駅周辺で鉄道模型店を営んでいた宇佐美政英さん。「岳南電車の利用率向上につなげたい」との思いで岳南電車に駅舎を借り、オープンに向けて準備を進めてきた。
事務室は、鉄道模型の販売や、厚紙で作るジオラマやペーパーキッドの工房として利用。メーカー商品のほかにも、宇佐美さんが制作したオリジナル商品も紹介しており、比奈駅ホームや本吉原ホームなど、岳南電車にちなんだジオラマもある。
休憩室だった和室には、持ち込みのNゲージ(150分の1サイズ)の鉄道模型を走らせる全長20メートルのレイアウトを設置。将来的には、HOゲージ(80分の1)サイズ用の比奈駅周辺をモチーフにしたレイアウトも設ける予定だ。
営業時間等の詳細は、ホームページで案内している。