富士市は、7月に設定した海抜0メートルから富士山頂を目指す、「富士登山ルート3776」の関連事業について、今夏の実績を発表した。安全に挑戦してもらうために提出を要請している「挑戦計画書」の提出は2件で18人分だった。
24日に開かれた「富士山登山ルート3776懇話会」の第1回会合で当局が報告した。
このうち1件は、7月10日〜13日に実施した「オープニングチャレンジ」で登山したかぐや姫一行の7人分、もう1件は同行したキズナ無限∞の島スタッフの11人分。一般挑戦者からの提出はなかった。
この日の会合には、ルート沿いの地区、観光関係団体、協力団体の代表など12人が参加。事業の目的と今夏の利用実績を確認し、目指すべき方向性を共有するための意見交換を実施した。
日程、参加者情報、持ち物チェックリストなどの項目がある挑戦計画書については、提出されていないことから、挑戦者数を把握できていない現状にある。
市では「記入によって日程や装備を確認することができ、安全で計画的な登山への意識向上につながる」として、提出者への記念バッジ贈呈など、提出へのモチベーションアップに向けた取り組みを懇話会で検討していく。
富士登山ルート3776 今夏の挑戦計画書提出は実質0
(2015-09-25 18:00)