吉永地区まちづくり協議会は7日、「東日本大震災追悼・復興の集い」を吉永一小グラウンドで開催した。
6000本余りの竹製灯籠「竹かぐや」をともして犠牲者を追悼するとともに、復興を祈念した。
会場では日没前から同協議会のメンバーが竹かぐやを横60メートル、奥行き30メートルに配置して富士山形にデザインし、「明日へ」の文字も添えた。吉永地区から復興支援の思いを伝えるとともに、南海トラフ大地震への備えも忘れないようにという思いを込めた。
午後5時に点火を始めると、約1時間15分後にはすべての竹かぐやに明かりがともり、来場者は黙とうして犠牲者の冥福を祈った。
吉永一小の協力で点灯後に屋上が開放され、約400人が入れ替わりで鎮魂のともしびを目に焼き付けた。
集いは「東日本大震災を風化させない」という思いを地域で共有しようと、一昨年から継続開催している。