富士市は、高齢者の変化に早めに気付き、必要な支援を行うため、夕食の宅配事業を展開するワタミフードシステム（本社・東京都大田区、現社名・ワタミタクショク）と「地域高齢者等見守り支援ネットワーク事業の協力に関する協定書」を３月１日付けで締結する。

地域高齢者等見守り支援ネットワークは、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるように支援することを目的とした事業。

協定では、弁当の宅配時に郵便物がたまったままなどの高齢者の異変を発見した際、市内ヶ所に設けている地域包括支援センターに通報することとしている。

通報を受けた地域包括支援センターは、主任ケアマネジャーや社会福祉士、保健師などを派遣し、安否確認を行う。

個人情報についての取り扱いも定め、見守り支援ネットワーク事業で得た情報は厳秘するものとしている。

市が民間事業者などと協力関係を結ぶのは、同社が７団体目。