県富士土木事務所は、積雪に伴い閉鎖している富士山スカイライン登山区間(一般県道富士公園太郎坊線)で、ゴールデンウイークの開通を目指して除雪作業を急ピッチで進めている。
雪深い富士山に春を呼ぶ恒例の作業で、積雪が例年より多めながらも、除雪は順調に進んでいるという。
登山区間は富士山富士宮口の2〜5合目の約13キロ。昨年11月18日に冬期閉鎖し、開通準備の除雪作業は3月中旬に始めた。ショベルカーなどの複数の重機が2合目から登りながら雪を取り除き、現在は5合目周辺で作業終盤を迎えている。
同事務所は「除雪が順調な上に、道路や施設の損壊も少ない。今後、降雪や雪崩がなければゴールデンウイークの開通に間に合いそうだ」としている。