富士宮市の富士養鱒漁業協同組合は、市内の生産者と連携して養殖している新ブランドの大型ニジマス商品「富士山の湧水が育てた大々鱒(おおます)・紅富士(あかふじ)」が、県の「しずおか食セレクション」の認定を受けたことから、このほど市役所を訪れ、須藤秀忠市長に報告した。
紅富士は、日本一の生産量を誇る同市を代表するプレミアムブランドとして開発した。2〜3年の育成期間を経た2キロ以上の大型ニジマスで、特長にきめ細やかな身質、上質な脂が乗った深い味わいなどを挙げ、「富士山の冷水で養殖し、高鮮度のまま出荷するため、臭みがなく生食用に最適」としている。
生産する上では、養殖から出荷までの各工程で細かな基準を設け、同漁協が責任を持って管理することで、高い品質を保ち、安心・安全にもつなげている。しずおか食セレクションの認定を受け、県ならではの特長を備えた逸品として、販売促進につなげたい考え。
市役所には、同漁協と県水産技術研究所の関係者らが訪問した。取り組みや商品などを説明した後、刺身、すし、カルパッチョなどの料理を須藤市長に試食してもらった。