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タクシー強殺15年 事件現場で冥福祈る

(2014-02-18 17:00)

平成11年2月18日未明、富士市大淵の路上でシンフジハイヤー(三ツ沢)のタクシー運転手田切忠男さん(当時66)が殺害され、売上金が奪われた強盗殺人事件発生から丸15年を迎えた。

毎年、同社では事件現場で供養を行っており、今年は社員6人が花と田切さんの好きだったコーヒーを供えた後、線香を上げて冥福を祈った。

現場は事件発生当時と同様に雑木林が茂っている。

社員たちは「時効がなくなったので、犯人が見付かってくれれば」「どうしてこんなことが起きたのか聞きたい」と犯人逮捕への願いを口にした。

三澤賢治社長は「15年が経ち、人々の記憶が風化していくのが怖い。多くの方に事件を知ってもらうことが犯人逮捕につながるのでは」と話した。

事件当時勤務していた社員は少ないといい、同社では若手社員に事件を語り継ぎ、防犯意識の向上を促しているという。

事件後、同社ではGPS(全地球測位システム)を利用した緊急通報システムの導入、クレジットカードやタクシークーポンの利用を促し、車内になるべく現金を保有しないキャッシュレス化などの防犯対策にも取り組んでいるという。

 

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