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BOOK 「鍵のかかった部屋」 貴志祐介

(2011-08-17 17:00)

主人公は美人弁護士だが少々天然ボケの青砥純子と自称防犯コンサルタント(元窃盗犯?)の榎本圭の2人。

本著は推理小説王道の密室もの。短編4編から成るが、3作は予め犯人が分かっていて、いかに密室のトリックを暴くかに重点が置かれている。1編が約100ページと短いので、ミステリーをあまり読まない人にもお薦め。しかしトリックは想像以上に手の込んだもので、著者の多方面への造詣の深さを感ずる。

「佇む男」では、小学生男子の目撃証言と死後硬直の時間経過の展開が…。

「鍵のかかった部屋」では、化学反応や物理の法則などと共に、サムターン回しのプロ(侵入盗)が登場する。

「歪んだ箱」では、野球用具のあるものが密室作りに使用される。

各編では、密室の見取り図や鍵の形状なども図入りで挿入されていて、読者との知恵比べに挑戦してくる。あなたは解き明かせるか。


 

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