富士宮市上柚野の富士錦酒造で16日、第18回の「蔵開き」イベントが行われた。地元の柚野村おこしの会との共同開催で地域を挙げての祭りとなり、大きなにぎわいを見せた。
新酒の完成を伝える日本酒の試飲や酒蔵見学、限定酒の販売をはじめ、新鮮野菜や各種農産加工品、地元の名物グルメ、手工芸品を集めた多数の模擬店が並び、音楽演奏や踊りの多彩なパフ―マンスのステージが祭りムードを盛り上げるなどして、「柚野の里」の食と文化、自然の魅力を存分にアピールした。
訪れる人たちは模擬店巡りやステージなどを楽しみ、特に日本酒の試飲や限定酒販売のコーナーは、長蛇の列ができる人気を見せた。周辺の田んぼに開設された広々とした休憩コーナーは多くの来場者で埋まり、それぞれに富士山と里山風景が広がる眺めも楽しみながら、くつろぎのひとときを過ごしていた。