第35回全商英語スピーチコンテスト静岡県大会が13日、富士市比奈の富士市立高で開かれた。
全国商業高等学校長協会などが主催。県下13校から22人の高校生が出場し、練習で磨き上げた発音や表現力を披露した。大会は課題文を暗唱するレシテーション部門と題材自由で本人の創作によるスピーチ部門の二つ。
両部門ともマイクや道具はなしで、時間は約3分間。審査員は常葉大短期大学部英語英文科講師や富士市教委ALTなど3人が務め、発音とアクセント、表現、声の大きさなどを細かくチェックした。
審査の結果、レシテーション部門では土屋有輝さん(下田2年)、スピーチ部門では鳥居朋未さん(駿河総合2年)が優勝した。
富士市内からは富士市立高1年の木下豪さんがレシテーション部門に、同校1年の秋山希空さんがスピーチ部門に出場した。
木下さんは「世界で一番難しい言語はなに?」をテーマとした約300字の英文の暗唱を披露した。
秋山さんは、引っ込み思案だった自分が人前でスピーチできるようになった経験を伝えた。高校入学後の自己紹介の時間に、級友が真剣に自分の話を聴いてくれたことがきっかけになった―などとエピソードを披露し、「誰でも変わることができる」とスピーチした。