東小3年生が20日、毎年恒例の茶摘み体験学習会を同校近くの茶畑で行った。
富士市農業協同組合吉原東支店の水稲部会が協力。ことしは同部会に所属する茶農家の後藤理志さんが、所有する茶畑の一角を提供し、児童11人が地元農業の魅力に触れた。
後藤さんが育てる茶は明緑という品種。ことしは3月下旬から4月上旬の寒波による芽伸びへの影響が心配されたが、育成状況は平年並みという。
茶摘みの仕方では、一つの芽と直下の葉2枚を摘み取る一針二葉を解説。指の腹や側面で芯をつまみ、手首を返しながら真上に引き上げて摘み取る方法を伝えたほか、葉の数と根の本数が比例して成長することも紹介した。
体験学習会は、子供たちに地元の農業を知ってもらおう―と、同部会メンバーが代々引き継ぎながら30年余り続く恒例行事。11月には別の茶葉を使った茶揉み体験も予定しているという。