先ごろ東京都で開催された「第33回全国商業高等学校英語スピーチコンテスト」で、富士市立高英語部2年の小西ジョナタン詩音ダクーニャさん(ブラジル出身)が第1席となる最優秀賞、文部科学大臣賞、日本国際連合協会会長賞を受賞した。
3冠は同大会初の快挙。17日には、教諭と共に小長井義正市長と山田幸男教育長を表敬訪問し、受賞の喜びを報告した。
全国商業高等学校長協会が主催する同コンテストは、自由な題材での「スピーチの部」、課題文を暗唱する「レシテーションの部」で実施した。
小西さんはスピーチの部に出場し、自作の『The Little Push to Fit In(ほんの少しの後押し)』を披露。ブラジルの中学校を卒業後、日本で高校生活を送る中で、友人が声掛けをしてくれたことで、授業への理解が深まり、友人の輪を広げることができたという自身のエピソードを伝えている。
表敬訪問では全国大会と同じスピーチを流ちょうな英語で披露した上で、「昨年同大会レシテーションの部で2席の優秀賞で悔しい思いをしたので、今年は最優秀賞を取ることができうれしい。今後は大学受験を頑張りたい」と話した。